ご注意

 使用したデータの作成時点や精度により、現状を正確に反映していない場合があります。使用したデータの作成時点以降の建物の状況変化(新築、改築、滅失)は反映されていません。また、使用したデータの作成時点以降に建築された周辺建物などによる日当たりの変化は反映されていません。

シミュレーションに使用したデータ
シミュレーションは、以下の手順で実施しました。

航空測量による高さの取得  GPSとカメラを搭載した航空機により撮影された空中写真から、写真ごとに対象が撮影された方向の違いを利用し、三角測量と同様の原理で解析することで、高さを求めました。

 ※名古屋市空中写真(平成27年7~9月撮影)

建物を3次元モデル化  代表的な屋根形状(「陸屋根」、「切妻屋根」、「寄棟屋根」、「片流れ屋根」、「方形屋根」など)のテンプレートを21種類用意し、その組み合わせによって実際の建物を、屋根の傾斜を考慮した3次元モデルで再現しました。
(代表的なテンプレートの例)
(3次元モデル化のイメージ)
テンプレートの例
三次元モデル化のイメージ




 ただし、テンプレートで再現ができない建物は、航空写真により取得した高さデータにより3次元モデル化しました。

日射量の算出
 各月の代表日(日射量が月平均値に最も近い日)を選定し、太陽の軌道(地理の考慮)、日照率(天候の考慮)、周辺地形及び建物による日陰(遮蔽物の考慮)、それぞれの影響を考慮して、1日の平均日射量を計算しました。これを各月で実施し、累計して年間日射量を計算しました。
 ※気象データは、名古屋市の過去30年の月ごとの観測値(「気象統計情報」気象庁より)を用いました。

【名古屋市のある地点における1日の日射量の変化】

名古屋市における1日の日射量の変化

【各月の代表日】

各月の代表日

出典:NEDO 標準気象データベースの解説書


 日射量の計算式はこちら(外部リンク)をご参照ください。

対象とした屋根
 太陽光発電設備及び太陽熱利用設備は、日射量や反射光の観点から、南側を向いた屋根に設置することが好ましいとされています。そのため、本シミュレーションでは、下図のとおり南側を向いた屋根の面積を「算出対象屋根面積」とし、計算の対象としました。

対象とした屋根
※ 実際には、南側を向いていない屋根についても設置可能な場合があります。
  また、耐震性等により、太陽光発電設備や太陽熱利用設備を設置できない場合があります。
5 太陽光発電設備
設置可能な設備容量
 算出対象屋根面積10㎡あたり1kWの太陽光発電設備が設置できるとして計算しました。
 設置可能な設備容量(kW)=0.1(kW/㎡)×算出対象屋根面積(㎡)
 ※年間日射量が800kWh/m2・年以上かつ算出対象屋根面積20m2以上を対象としました。
 ※0.1(kW/㎡):(「平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査報告書」環境省より)
発電量
 「太陽光発電導入ガイドブック」(NEDO:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)を参考にし、年間日射量から次式を用いて計算しました。
  発電量(kWh/年)=H×K×P÷1
  発電量(kWh/月)=発電量(kWh/年)÷12ヶ月
    H:年間日射量(kWh/㎡・年)
    K:損失係数 約84%
 NEDOはセルの温度上昇による損失、パワーコンディショナによる損失、配線・受光面の汚れ等による損失を考慮し損失係数を約73%としているが、本シミュレーションでは、本市における発電実績から補正係数1.154を掛け、損失係数を約84%としました。
          84.242% = 73%×1.154
    P:設置可能な設備容量(kW)
    1:標準状態における日射強度(kW/㎡)

 さらに、発電量が一般家庭何世帯分の消費電力量に相当するか計算しました。
  一般家庭相当数(世帯)=発電量(kWh/年)÷3,497(kWh/年・世帯)
 ※3,497(kWh/年・世帯):一般家庭の年間消費電力量(本市調査より)
余った電力の売電収入
 余った電力の売電収入(円/月)=発電量(kWh/月)×70%×28円/kWh
 余った電力の売電収入(円/年)=余った電力の売電収入(円/月)×12ヶ月
 ※70%:余剰売電比率(「平成29年度以降の調達価格等に関する意見」調達価格等算定委員会より)
 ※28円/kWh:売電単価(資源エネルギー庁より)
電気料金の節約額
 電気料金の節約額(円/月)=発電量(kWh/月)×(100%-70%)×30.22円/kWh
 電気料金の節約額(円/年)=電気料金の節約額(円/月)×12ヶ月
 ※30.22円/kWh:電気料金単価(中部電力株式会社より)
CO2削減量
 CO2削減量(t-CO2/月)=発電量(kWh/月)×0.000482(t-CO2/kWh)
 CO2削減量(t-CO2/年)=CO2削減量(t-CO2/月)×12ヶ月
 ※0.000482(t-CO2/kWh):排出係数(中部電力株式会社より)

 さらに、CO2削減量が、スギの木何本分が吸収する量に相当するか計算しました。
 スギの相当数(本)=CO2削減量(t-CO2/年)÷吸収量0.0088(t-CO2/本・年)
 ※0.0088(t-CO2/本・年):スギの木1本あたりのCO2吸収量(林野庁より)
6 太陽熱
設置可能な集熱面積
 算出対象屋根面積1m2あたり太陽熱利用設備が集熱面積で1㎡設置できるとして計算しました。
 設置可能な集熱面積(m2)=算出対象屋根面積(m2
 ※ただし、集熱面積は本市実績より10m2を上限としました。
集熱量
 「業務用太陽熱利用システムの設計・施工ガイドライン」(一般社団法人ソーラーシステム振興協会より)を参考にし、年間日射量から次式を用いて計算しました。
  集熱量(MJ/年)=H×40%×A×3.6
  集熱量(MJ/月)=集熱量(MJ/年)÷12ヶ月
    H:年間日射量(kWh/m2・年)
    40%:システム効率
    A:集熱面積(m2
    3.6:単位の変換(MJ/kWh)
ガスの節約量
 ガスの節約量(m3/月)=集熱量(MJ/月)÷(45(MJ/m3)×80%)
 ガスの節約量(m3/年)=ガスの節約量(m3/月)×12ヶ月
45(MJ/m3):都市ガスの発熱量(東邦ガス株式会社より)
80%:燃焼効率(「2016ソーラーシステム・データブック」一般社団法人ソーラーシステム振興協会より)
 さらに、ガスの節約量が一般家庭何世帯分のガス使用量に相当するか計算しました。
  一般家庭相当数(世帯)=ガスの節約量(m3/月)÷31(m3/月・世帯)
    31(m3/月・世帯):一般家庭の月間ガス使用量(東邦ガス株式会社より)
ガス料金の節約額
 ガス料金の節約額(円/月)=ガスの節約量(m3/月)×128.47(円/m3
 ※128.47(円/m3):ガス料金単価(東邦ガス株式会社より)
CO2削減量
 CO2削減量(t-CO2/月)=ガスの節約量(m3/月)×0.00229(t-CO2/m3
 CO2削減量(t-CO2/年)=CO2削減量(t-CO2/月)×12ヶ月
 ※0.00229(t-CO2/m3):排出係数(東邦ガス株式会社より)

 さらに、CO2削減量が、スギの木何本分が吸収する量に相当するか計算しました。
 スギの相当数(本)=CO2削減量(t-CO2/年)÷吸収量0.0088(t-CO2/本・年)
 ※0.0088(t-CO2/本・年):スギの木1本あたりのCO2吸収量(林野庁より)

シミュレーションの表示内容
ソーラーパワー診断マップで表示される内容は以下のとおりです。

表示される適合度の凡例

太陽光発電設備
ラベル 説明
赤 最適 1,250kWh/m2・年以上の日射量を得られる建物です。日射量が十分に多く設置に最適な建物と考えられます。
黄 800kWh/m2・年以上、1,250 kWh/m2・年未満の日射量を得られる建物です。日射量が多く設置に適した建物と考えられます。
非表示 日射量が800 kWh/m2・年未満又は算出対象屋根面積が20m2未満の建物です。

太陽熱利用設備
ラベル 適合度の説明
赤 最適 1,150kWh/m2・年以上の日射量を得られる建物です。日射量が十分に多く設置に最適な建物と考えられます。
黄 800kWh/m2・年以上、1,150kWh/m2・年未満の日射量を得られる建物です。日射量が多く設置に適した建物と考えられます。
非表示 日射量が800 kWh/m2・年未満又は算出対象屋根面積が5m2未満の建物です。

※背景となる地図や航空写真の作成時期等により、赤色又は黄色の表示が建物の位置と一致していない場合があります。


診断結果の説明

項目 単位 説明
日当たりの良さ 年間日射量 kWh/m2・年 建物を3次元解析し、屋根の傾斜や周辺建物等による日陰の影響などを考慮した年間日射量です。計算方法はこちらをご覧ください。
太陽光発電設備 適合度 太陽光発電設備への適正を判断する指標です。
設置可能な設備容量 kW 設置可能と推定される太陽電池モジュールの容量です。計算方法はこちらをご覧ください。
余った電力の売電収入① 月間 円/月 太陽光発電設備で発電した電力を、家庭で消費せずに電力会社に売電することで得られる金額です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 円/年
電気料金の節約額② 月間 円/月 太陽光発電設備で発電した電力を、家庭で消費することで電力会社からの買電量を節約して得られる金額です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 円/年
① + ②の合計 月間 円/月 余った電力の売電収入①と電気料金の節約額②を足した金額です。
年間 円/年
発電量 月間 kWh/月 太陽光発電設備により発電した電力量です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 kWh/年
発電量例 世帯 発電量が、一般家庭何世帯分の消費電力量に相当するか示したものです。計算方法はこちらをご覧ください。
CO2削減量 月間 t-CO2/月 太陽光発電設備の導入により削減できるCO2排出量です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 t-CO2/年
削減量例 太陽光発電設備の導入により削減できるCO2排出量が、スギの木何本分が吸収する量に相当するか示したものです。計算方法はこちらをご覧ください。
太陽熱利用設備 適合度 太陽熱利用設備への適正を判断する指標です。
設置可能な集熱面積 m2 設置可能と推定される太陽熱利用設備の集熱器の面積です。計算方法はこちらをご覧ください。
ガス料金の節約額 月間 円/月 太陽熱利用設備を導入した場合のガス料金の節約額です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 円/年
集熱量 月間 MJ/月 太陽熱利用設備により集めた太陽熱の量です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 MJ/年
ガスの節約量 月間 m3/月 太陽熱利用設備で集めた太陽熱により水等を温めることで、ガス会社から購入するガス量を節約して得られる金額です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 m3/年
節約量例 世帯 ガスの節約量が、一般家庭何世帯分のガス使用量に相当するか示したものです。計算方法はこちらをご覧ください。
CO2削減量 月間 t-CO2/月 太陽熱利用設備の導入により削減できるCO2排出量です。計算方法はこちらをご覧ください。
年間 t-CO2/年
削減量例 太陽熱利用設備の導入により削減できるCO2排出量が、スギの木何本分が吸収する量に相当するか示したものです。計算方法はこちらをご覧ください。
建物データ 算出対象屋根面積 m2 建物の屋根のうち、南側を向いた屋根の面積です。詳細はこちらをご覧ください。
建物ID 建物を識別するための管理番号です。